2歳オープンの中山9R・芙蓉S（芝2000メートル）は中団を進んだ4番人気ウイナーズナイン（牡＝小栗、父エピファネイア）が粘り強く伸びて快勝。小倉新馬戦に続き、無傷2連勝を飾った。

　3コーナー過ぎから追い通しだったが、最後は首差でアメテュストスをかわした。初コンビの横山武は「3コーナーで手応えが怪しくて、どうかと思いましたが、直線でエンジンがかかって、何とか届いてくれました。これからの馬ですが、その中で2戦2勝。凄い馬です」と称えた。

　小栗師は「輸送してプラス体重（12キロ増）。そのあたりは引き締めていかないと」と、まずは反省点を挙げた。「表彰式でも息が整っていたように心肺機能が高い。賞金を加算できたのは大きいし、中山でこれだけの時計で勝てたので、暮れや皐月賞に向けて計画が立てやすくなった」と笑顔で続けた。

　今後は同舞台のホープフルS（12月27日、中山）を視野に入れている。