昨年阪神JFで2歳女王に輝き、今春の桜花賞＆オークス2着アルマヴェローチェは6月に右第1指骨剥離骨折が判明し、状態次第で秋華賞へ。放牧を挟んで既に帰厩し、乗り出している。桜花賞馬エンブロイダリーもオーナーサイドから秋華賞直行が発表された。

　そんな中、オークス馬カムニャックが始動戦で存在感を示した。高速決着に対応してV発進。うまく夏を越し、充実ぶりがレース内容からうかがえた。1回使った分のアドバンテージがあり、3冠最終戦に向けて視界良好だ。そのローズS組は前走条件戦勝ちの2頭が秋華賞切符を獲得。3着セナスタイルはまだ3戦目にもかかわらず、いきなり重賞で好勝負に持ち込むあたり潜在能力は相当高い。

　同じくトライアルの紫苑S組も勝ち馬ケリフレッドアスクに2着ジョスラン、3着ダノンフェアレディと本番が楽しみな顔触れだ。