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マジックマンも絶賛する“大人”の走りだ。3日間開催最終日の月曜中山メイン菊花賞トライアル「第79回セントライト記念」の追い切りが11日、東西トレセンで行われ、ファイアンクランツが落ち着き払ったフットワークを披露。今週から短期騎手免許で騎乗するジョアン・モレイラ(41=ブラジル)も気性の成長を感じ取っていた。
3歳のひと夏で魔法にかかったような変貌を遂げるサラブレッドがいる。“マジックマン”と呼ばれるブラジルの名手が、ファイアンクランツの手綱から感じ取ったのも3歳夏の変身ぶり。「春とは見違えるほど落ち着き払っている。大人になったね。メンタルの成長をはっきりと感じた」。モレイラは引き揚げてくると、青葉賞(2着)以来4カ月半ぶりに騎乗した相棒の変化を力説した。
Wコースでの併せ馬。ダービー(9着)時にはイレ込み防止の耳栓を着用したほど気負っていた馬が、別馬のようにリラックスしたフットワークで直線に向く。5馬身先行したグランプレジール(6歳1勝クラス)との差を1馬身まで詰めたところでゴール。馬なりの相手に比べ、こちらは強めの手応え。脚色は見劣ったが、鞍上はこう続けた。
「ギアチェンジが遅くてスピードに乗るまで時間がかかったが、ゴール前の末脚は力強かった。息遣いもいい。何よりも指示を待てるようになったのが大きい。春はレースでの折り合いが心配だったが、そんな不安もなくなった」
昨日の友は今日の敵。マジックマンの手で皐月賞を制したミュージアムマイルが今度は強敵として立ちふさがる。「確かに強力なライバルには違いないが、相手よりも自分の馬がリズム良くベストのレースをできるように乗るだけだ」とモレイラ。堀師も「ノーザンファームしがらきから、ここ目標に帰厩して順調に仕上がった。体を減らすことなく調整できて、心身のバランスが取れやすくなっている」と手応え。ミュージアムマイルがひと夏で馬体を成長させたのなら、こちらは気性の成長で対抗する。
ファイアンクランツとはドイツ語で「祝福の花環(はなわ)」の意味。新馬戦以降、優勝祝いの花環から遠ざかっているが、魔法にかかったような変身ぶりとマジックマンの手腕で祝福の大輪を射止める勢いだ。
3歳のひと夏で魔法にかかったような変貌を遂げるサラブレッドがいる。“マジックマン”と呼ばれるブラジルの名手が、ファイアンクランツの手綱から感じ取ったのも3歳夏の変身ぶり。「春とは見違えるほど落ち着き払っている。大人になったね。メンタルの成長をはっきりと感じた」。モレイラは引き揚げてくると、青葉賞(2着)以来4カ月半ぶりに騎乗した相棒の変化を力説した。
Wコースでの併せ馬。ダービー(9着)時にはイレ込み防止の耳栓を着用したほど気負っていた馬が、別馬のようにリラックスしたフットワークで直線に向く。5馬身先行したグランプレジール(6歳1勝クラス)との差を1馬身まで詰めたところでゴール。馬なりの相手に比べ、こちらは強めの手応え。脚色は見劣ったが、鞍上はこう続けた。
「ギアチェンジが遅くてスピードに乗るまで時間がかかったが、ゴール前の末脚は力強かった。息遣いもいい。何よりも指示を待てるようになったのが大きい。春はレースでの折り合いが心配だったが、そんな不安もなくなった」
昨日の友は今日の敵。マジックマンの手で皐月賞を制したミュージアムマイルが今度は強敵として立ちふさがる。「確かに強力なライバルには違いないが、相手よりも自分の馬がリズム良くベストのレースをできるように乗るだけだ」とモレイラ。堀師も「ノーザンファームしがらきから、ここ目標に帰厩して順調に仕上がった。体を減らすことなく調整できて、心身のバランスが取れやすくなっている」と手応え。ミュージアムマイルがひと夏で馬体を成長させたのなら、こちらは気性の成長で対抗する。
ファイアンクランツとはドイツ語で「祝福の花環(はなわ)」の意味。新馬戦以降、優勝祝いの花環から遠ざかっているが、魔法にかかったような変身ぶりとマジックマンの手腕で祝福の大輪を射止める勢いだ。
(C)スポーツニッポン