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阪神ではサマースプリントシリーズ最終戦「第39回セントウルS」が行われ、8番人気カンチェンジュンガが差し切って重賞2勝目を挙げた。
実りの秋を予感させる強烈な切れ味だった。後方のインで進めたカンチェンジュンガが直線、川田のゴーサインに反応してギアチェンジ。大外に出したトウシンマカオの内から馬群を割ると先に抜け出したママコチャを捉えてゴールに飛び込んだ。上がり3F33秒1はメンバー最速。人気馬2頭をはじめ、ライバルをねじ伏せる勝ちっぷりに初コンビの鞍上は「いい雰囲気で回って来られて、手応え十分に伸びてくれました。とてもいい内容でした」と称賛の言葉を並べた。
開幕週の馬場とあって先行馬が積極的にラップを刻み、前半3F通過が33秒0。川田が「この馬にとっては忙しいのでポジションを取れませんでした」と振り返った通り、相棒の持ち味を生かすことに徹した。庄野師は「ゲートを出てから、整うまでに時間がかかる馬。千二は忙しいと思っていたし、ましてや開幕週。馬の間をうまいこと割って来られて、川田ジョッキーさまさまです」と頼れる鞍上のリードを称えた。
もちろん、5歳秋を迎えた馬自身の成長もあってのパフォーマンスだ。今春の阪急杯に続く2度目の重賞制覇。5月の京王杯SC7着以来の休み明けで心身ともにリフレッシュした。「体重(12キロ増で496キロ)も阪急杯と同じでちょうど良かったし、気持ちの面でも追い切りを重ねて、うまく仕上がったのかなと思います」と目を細めた。
6F重賞のタイトルを獲得し、スプリンターズS(28日、中山)が視界に入った。指揮官は「体調さえ良ければ向かいたい」と前向きだ。今春G1初挑戦の高松宮記念は10着に敗れたが、リベンジに向けて「今日は2、3着だった力のある馬がしっかり走っていた中で凄い脚を見せてくれた」と期待を膨らませる。春とは違う――。鞍上は未定ながら、その視線は頂上決戦をはっきり捉えていた。
カンチェンジュンガ 父ビッグアーサー 母クェスタボルタ(母の父ノヴェリスト)20年3月23日生まれ 牡5歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・幅田昌伸氏 生産者・北海道日高町のサンバマウンテンファーム 戦績20戦6勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億6122万5000円 馬名の由来はヒマラヤの山の一つ。
実りの秋を予感させる強烈な切れ味だった。後方のインで進めたカンチェンジュンガが直線、川田のゴーサインに反応してギアチェンジ。大外に出したトウシンマカオの内から馬群を割ると先に抜け出したママコチャを捉えてゴールに飛び込んだ。上がり3F33秒1はメンバー最速。人気馬2頭をはじめ、ライバルをねじ伏せる勝ちっぷりに初コンビの鞍上は「いい雰囲気で回って来られて、手応え十分に伸びてくれました。とてもいい内容でした」と称賛の言葉を並べた。
開幕週の馬場とあって先行馬が積極的にラップを刻み、前半3F通過が33秒0。川田が「この馬にとっては忙しいのでポジションを取れませんでした」と振り返った通り、相棒の持ち味を生かすことに徹した。庄野師は「ゲートを出てから、整うまでに時間がかかる馬。千二は忙しいと思っていたし、ましてや開幕週。馬の間をうまいこと割って来られて、川田ジョッキーさまさまです」と頼れる鞍上のリードを称えた。
もちろん、5歳秋を迎えた馬自身の成長もあってのパフォーマンスだ。今春の阪急杯に続く2度目の重賞制覇。5月の京王杯SC7着以来の休み明けで心身ともにリフレッシュした。「体重(12キロ増で496キロ)も阪急杯と同じでちょうど良かったし、気持ちの面でも追い切りを重ねて、うまく仕上がったのかなと思います」と目を細めた。
6F重賞のタイトルを獲得し、スプリンターズS(28日、中山)が視界に入った。指揮官は「体調さえ良ければ向かいたい」と前向きだ。今春G1初挑戦の高松宮記念は10着に敗れたが、リベンジに向けて「今日は2、3着だった力のある馬がしっかり走っていた中で凄い脚を見せてくれた」と期待を膨らませる。春とは違う――。鞍上は未定ながら、その視線は頂上決戦をはっきり捉えていた。
カンチェンジュンガ 父ビッグアーサー 母クェスタボルタ(母の父ノヴェリスト)20年3月23日生まれ 牡5歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・幅田昌伸氏 生産者・北海道日高町のサンバマウンテンファーム 戦績20戦6勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億6122万5000円 馬名の由来はヒマラヤの山の一つ。
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