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【仏G1ムーランドロンシャン賞】ゴートゥファーストは無念11着 日本調教馬初Vはならず

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パドックを周回するゴートゥファースト(撮影・平松 さとし)
 日本国内で馬券が発売されたフランスG1ムーランドロンシャン賞が7日(日本時間同日夜)、パリロンシャン競馬場(芝1600メートル、12頭立て)で行われた。

 日本から参戦したマキシム・ギュイヨン(36)騎乗のゴートゥファースト(牡5=新谷、父ルーラーシップ)は11着。日本調教馬によるムーランドロンシャン賞初制覇はならなかった。

 7番ゲートから五分のスタートを切ったゴートゥファーストは中団の外めを追走。直線に向き、そのまま外から追い出しを図ったが、伸びることなく馬群に沈んだ。現地で見守った新谷功一師(48)は「レース後にギュイヨンと話した感じだと“距離が長く感じる”と。僕の目線からするとコース形態と、この馬には思ったより馬場が緩かったこと、スタートしてから少し上りがあって、ずっと下りがある中でうまくエネルギーをためることができなかったことが最後の直線の失速に響いたかなと思っています」と振り返った。

 勝ったのはミカエル・バルザローナ騎乗のフランス調教馬サーラン。2着はロザリオン、3着はザライオンインウィンターだった。3連単<9><3><10>は16万2690円(417番人気)。

 ムーランドロンシャン賞は毎年9月、パリ西部ブローニュの森にあるパリロンシャン競馬場の芝1600メートルで行われるG1競走。ロンシャン競馬場(現パリロンシャン)の開場100周年を記念し、1957年にアベイドロンシャン賞と共に創設された。レース名は凱旋門賞のスタート地点付近にある競馬場名物の風車小屋(ムーラン)に由来。1994年には武豊が地元調教馬スキーパラダイスに騎乗し、日本人騎手による海外G1初制覇を達成した。日本調教馬は過去に4頭が出走し、2003年ローエングリンの2着が最高成績。
(C)スポーツニッポン