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【セントウルS】カンチェンジュンガ 豪快に差し切り重賞2勝目 父ビッグアーサーと親子制覇

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セントウルSを制したカンチェンジュンガ(7)=撮影・平嶋 理子 
 サマースプリントシリーズの最終戦となるG2「セントウルS」は8番人気のカンチェンジュンガ(牡5=庄野、父ビッグアーサー)が直線、豪快に差し切って1着。今年2月のG3阪急杯(京都)以来となる重賞2勝目を挙げた。

 父ビッグアーサーは2016年にこのレースを勝っており、親子制覇となった。

 初騎乗だった鞍上の川田将雅(39)はクイーンS(アルジーヌ)以来、今年6回目の重賞勝ち(通算148回目)。セントウルSは07年サンアディユ、10年ダッシャーゴーゴー、18年ファインニードルに続いて4勝目。管理する庄野靖志師(55)は阪急杯以来、今年2回目の重賞V(通算17回目)。

 2着に2番人気ママコチャ、3着に1番人気トウシンマカオが入り3連単<7><3><14>は2万4560円(62番人気)だった。

 ▽セントウルS 1987年に芝1400メートルのG3として創設。2000年の短距離路線の整備により芝1200メートルに短縮され、G1スプリンターズSの重要な前哨戦に位置づけられた。

 06年のG2格上げと同時に、同年創設の「サマースプリントシリーズ」対象レースに指定された。14年からは優勝馬にスプリンターズSの優先出走権が与えられるようになった。

 レース名のセントウル(Centaur)はギリシャ神話のケンタウロスを英語読みしたもので上半身が人間、下半身が馬の姿をした架空の怪物。阪神競馬場内の「セントウルガーデン」にはセントウル像があり、同競馬場のシンボルとなっている。
(C)スポーツニッポン