サマー2000シリーズ最終戦のG3「新潟記念」は2番人気のシランケド（牝5＝牧浦、父デクラレーションオブウォー）が大外から差して1着。3月8日の中山牝馬Sに続く重賞2勝目を挙げた。

　今回が初騎乗だった鞍上の坂井瑠星（28）は、しらさぎS（キープカルム）以来となる今年3回目の重賞制覇（通算では22回目）。管理する牧浦充徳師（51）は中山牝馬S（シランケド）以来となる今年2回目の重賞勝ちだった（通算5回目）。

　2着は1番人気のエネルジコ、3着は7番人気のディープモンスターが入り、3連単＜12＞＜15＞＜9＞は1万2010円（19番人気）だった。

　なおクイーンズウォーク（牝4＝中内田）は馬場入場後に放馬して右臀部（でんぶ）打撲傷を負ったため競走除外となり、6番に関する馬券は返還。発売額90億7451万9100円のうち24億2947万1500円が返還となった。

　▽新潟記念　1965年に3歳以上のハンデ戦として創設された新潟で最も歴史が古い重賞。2006年から夏季競馬をさらに盛り上げるために設けられた「サマー2000シリーズ」の対象レースに指定された。今年から負担重量が別定に変更となっている。