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これがG1馬の強さ!サマースプリントシリーズ第5戦「第20回キーンランドC」は24日、札幌競馬場で争われ、古馬と初対戦の2番人気パンジャタワーが差し切りV。NHKマイルCを制して以来、3カ月ぶりの始動戦で力を示し、鞍上の松山弘平(35)は史上7人目(現役4人目)のJRA全10場重賞制覇を達成した。2日間の日程で開催された「2025ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」は初出場のトール・ハマーハンセン(25=ドイツ)が計73点で優勝。「第45回新潟2歳S」は1番人気リアライズシリウスが大物感あふれる走りでデビュー2連勝を飾った。
器の大きさを示した。メンバー唯一のG1馬パンジャタワーが直線、外から持ち前の剛脚を発揮。内でひしめく先行馬を、メンバー最速の上がり3F33秒9でまとめて差し切った。9番人気での前走NHKマイルC制覇はフロックではない。検量室前に引き揚げた松山は安堵(あんど)の表情。「G1馬として恥ずかしい競馬はできないし、負けられないと思っていました。ホッとしています。非常に強かったと思います」と胸を張った。
イメージ通りのレース運びだった。後方からリズム重視の追走。鞍上が道中で外に巧みに誘導し、折り合いをつけて徐々に進出。前走から2F短縮でもスピード負けはしない。「外差しが得意な馬なので。前に行かせて、その後ろの外めという理想な形」と振り返ったように抜群の手応えで直線へ。ゴーサインを出してからのはじけっぷりは初の古馬相手、3歳G1馬が背負う別定57キロを感じさせない凄みがあった。
松山はこれでJRA全10場重賞制覇を達成。「何とか札幌で達成できて、うれしいです」と喜びを口にした上で「千二でも千六でもこうして重賞を勝てました。どんな競馬もできるし、これからが楽しみです」と昨秋デビュー戦以来の6F起用に対応した相棒への賛辞を惜しまなかった。
次走はオーストラリア遠征を予定。約5億円の1着賞金を誇る南半球の超高額決戦ゴールデンイーグル(11月1日、ランドウィック芝1500メートル)に向けて視界良好だ。レース間隔や検疫期間を考慮した上で選択した前哨戦をクリアし、橋口師もその強さに目を細めた。「元々、凄く緩い馬だったけど、そのあたりが締まってきました。まだまだこれからだけど春に比べたら良くなったと思います」と成長を感じている。札幌で弾みをつけ、いざシドニーへ。ひと皮むけた日本の3歳マイル王が堂々、海を渡る。
◆パンジャタワー 父タワーオブロンドン 母クラークスデール(母の父ヴィクトワールピサ)22年2月21日生まれ 牡3歳 栗東・橋口厩舎所属 馬主・Deep Creek 生産者・北海道新ひだか町のチャンピオンズファーム 戦績6戦4勝(重賞3勝目) 総獲得賞金2億2923万円 馬名の由来は冠名+父名の一部。
器の大きさを示した。メンバー唯一のG1馬パンジャタワーが直線、外から持ち前の剛脚を発揮。内でひしめく先行馬を、メンバー最速の上がり3F33秒9でまとめて差し切った。9番人気での前走NHKマイルC制覇はフロックではない。検量室前に引き揚げた松山は安堵(あんど)の表情。「G1馬として恥ずかしい競馬はできないし、負けられないと思っていました。ホッとしています。非常に強かったと思います」と胸を張った。
イメージ通りのレース運びだった。後方からリズム重視の追走。鞍上が道中で外に巧みに誘導し、折り合いをつけて徐々に進出。前走から2F短縮でもスピード負けはしない。「外差しが得意な馬なので。前に行かせて、その後ろの外めという理想な形」と振り返ったように抜群の手応えで直線へ。ゴーサインを出してからのはじけっぷりは初の古馬相手、3歳G1馬が背負う別定57キロを感じさせない凄みがあった。
松山はこれでJRA全10場重賞制覇を達成。「何とか札幌で達成できて、うれしいです」と喜びを口にした上で「千二でも千六でもこうして重賞を勝てました。どんな競馬もできるし、これからが楽しみです」と昨秋デビュー戦以来の6F起用に対応した相棒への賛辞を惜しまなかった。
次走はオーストラリア遠征を予定。約5億円の1着賞金を誇る南半球の超高額決戦ゴールデンイーグル(11月1日、ランドウィック芝1500メートル)に向けて視界良好だ。レース間隔や検疫期間を考慮した上で選択した前哨戦をクリアし、橋口師もその強さに目を細めた。「元々、凄く緩い馬だったけど、そのあたりが締まってきました。まだまだこれからだけど春に比べたら良くなったと思います」と成長を感じている。札幌で弾みをつけ、いざシドニーへ。ひと皮むけた日本の3歳マイル王が堂々、海を渡る。
◆パンジャタワー 父タワーオブロンドン 母クラークスデール(母の父ヴィクトワールピサ)22年2月21日生まれ 牡3歳 栗東・橋口厩舎所属 馬主・Deep Creek 生産者・北海道新ひだか町のチャンピオンズファーム 戦績6戦4勝(重賞3勝目) 総獲得賞金2億2923万円 馬名の由来は冠名+父名の一部。
(C)スポーツニッポン