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“メイショウ”松本好雄オーナー2000勝 競馬界から祝福相次ぐ

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中京3Rを制したメイショウハッケイと松本好雄オーナーの長男・好隆氏(左から3人目)、管理する本田師(同2人目)、手綱を取った高杉(同4人目) 
 “メイショウ”の冠名で競馬ファンに親しまれている馬主の松本好雄氏(87)が23日、個人馬主として初となる所有馬によるJRA通算2000勝を達成した。メモリアルVを決めたのは、土曜中京3R(芝1400メートル)の高杉が騎乗したメイショウハッケイ(牝2=本田)だった。

 今年の宝塚記念をメイショウタバルで制した武豊は「大偉業だと思います。僕自身も数多く勝たせていただいた。凄くめでたいことです」と祝福。騎手時代にメイショウボーラーでフェブラリーSを勝った福永師は「あわよくば自分の馬でと思っていましたが(笑い)。前人未到の記録、本当におめでとうございます。オーナーのような方々のおかげで競馬は成り立っているし、これからも貢献できれば。競馬を大きくしていく一翼を自分も担えるよう頑張りたい」と笑顔で語った。

 先週に1999勝目を記録した池添はメイショウベルーガとのコンビが記憶に新しい。「父の代からお世話になって、僕も沢山乗せてもらって重賞も獲らせてもらいました。競馬界、馬産地を支えて下さって人徳も素晴らしい方。メイショウさんの馬では皆が頑張りたいと思っていますから。僕が1999勝だったんですよね。今週は乗り馬がいなかったので、会長に“応援しています”と連絡していました。これからもお世話になると思いますので宜しくお願いします」と恩人の金字塔にうれしそうだった。

 さらに、JRA最年長ジョッキーの柴田善は「できれば俺が勝って達成したかったね。(松本オーナーは)とんでもなくいい人。馬主の理想型だと思いますよ。何も文句を言われたことがないですね。オーナーに助けられている生産者もいるし、もちろん僕たち騎手も助けられている。改めて個人オーナーで2000勝はとてつもなく凄いこと。本当におめでたいことです」と偉業を称えた。
(C)スポーツニッポン