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【英インターナショナルS】決戦当日ヨークの芝は良馬場 ダノンデサイルがドバイSCから連勝を期す

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ダノンデサイル
 JRAが馬券を発売している第54回インターナショナルS(英G1、ヨーク芝2050メートル)は20日、15時35分(日本時間23時35分)に発走を迎える。

 ヨーク競馬場は午前10時31分(日本時間18時31分)に芝コースの馬場状態を発表し、前日から変わらず2050メートルのスタート地点からラスト4Fまでグッド(7段階ある馬場表記の最も乾いた状態から4番目)、そこからゴールまでグッドトゥファーム(同3番目)で、いずれもJRA表記の良馬場となっている。

 今日は曇りのち晴れの予報、予想最高気温は19度。自然に水分が抜ける分を考慮し、馬場が硬くなり過ぎないよう夜に散水する日があるが前夜は散水されなかった。

 4月5日の前走ドバイシーマクラシックを制し、再び海を渡った昨年の日本ダービー馬ダノンデサイル(牡4=安田、父エピファネイア)は6頭立ての馬番2番で4番枠にゲートイン。勝てば2000年ジュライカップのアグネスワールド、19年ナッソーSのディアドラ以来、日本調教馬3頭目の英G1制覇となる。

 ▽ヨーク競馬場 英国の首都ロンドンから北に300キロほど行ったノースヨークシャー州ヨークにあり、競馬場の公式サイトによると1731年に初めてレースが開催された。1843年に創設された「イボアフェスティバル」は毎年8月に4日間にわたって行われるヨーク最大の開催。その初日にインターナショナルSが組まれている。コースは左回りの芝のみで1周3200メートル、直線は900メートルとたっぷり距離があり、見応え十分の追い比べが繰り広げられる。高低差2.4メートルほどで英国の競馬場にしては起伏が小さく、ほぼ平たん。枠順や脚質による有利不利は小さいが2050メートルに関してはスタート後、すぐに緩いカーブに差しかかるため前に行くなら内枠の方がいい。09年インターナショナルSを制したシーザスターズの勝ち時計2分5秒29がコースレコードとして刻まれていたが昨年このレースをシティオブトロイが2分4秒32で制し、記録を更新した。

 ▽インターナショナルS 1972年に創設され、英ヨークの芝10F56ヤード(約2050メートル)で施行されるG1。第1回はのちに種牡馬としても成功し、現代の競馬にも影響を与えているロベルトが制し、無敗15連勝中のブリガディアジェラードは2着に敗れた。歴代勝ち馬に83年カーリアン、92年ロドリコデトリアーノ、2000年ジャイアンツコーズウェイ、03年ファルブラヴ、09年シーザスターズ、12年フランケル、22年バーイードなど数多くの名馬が名を連ねている。
(C)スポーツニッポン