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【札幌新馬戦】ウインベルチェーロ 半姉ウインマリリンそっくり!牝馬の“出世頭”に名乗り

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良血のウインベルチェーロ
 日曜札幌5R(芝2000メートル)にはウインベルチェーロがスタンバイ。半姉に22年香港ヴァーズを含む、重賞4勝ウインマリリンがいる。「フォームや乗り味は似ている。僕は2戦目だけウインマリリンを担当しましたが、助手も含めてそっくりだと話している」。名畑助手は愛馬を見つめながら期待を口にする。

 牝馬の“出世頭”に名乗りを上げる。中間は美浦で入念な乗り込み。6日には新潟2歳Sに出走するリアライズシリウスとWコースで併せ馬。直線では僚馬に懸命に食い下がった。「併せた相手が新馬戦でぶっちぎってますからね。あちらもいいところまで行くと思っているので、食らいつけたのは悪くない。牝馬はこちらでいい結果が出せれば」と名畑助手は力を込める。今月13日に札幌入り。1週前はダートコースを単走で駆け抜けた。

 「調教は時計だけ見れば水準。切れ味勝負では少し部が悪いのでコース形態や洋芝でカバーできれば。気性的には新馬向き」とうなずいた。

 両親の長所を色濃く受け継いでいる。「父がエピファネイアになった分、この時期にデビューのメドが立ったと思う。母系は奥手。きょうだいを見ても、この先もっと良くなるかな。少しでもお姉ちゃんに近づけるように、幸先いいスタートを切れれば」と同助手。2歳冬のデビューVから、6歳冬まで活躍した姉の背中を追って――。ウインベルチェーロが北の大地から第一歩を踏み出す。
(C)スポーツニッポン