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【仏G1ジャックルマロワ賞】日本馬はゴートゥ5着、アスコリ6着 27年ぶり日本調教馬の快挙ならず

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アスコリピチェーノ
 フランスG1ジャックルマロワ賞が17日(日本時間同日深夜)、ドーヴィル競馬場(芝直線1600メートル、10頭立て)で行われた。

 日本から参戦した2頭はゴートゥファースト(牡5=新谷)が5着、アスコリピチェーノ(牝4=黒岩)は6着に敗れた。98年タイキシャトル以来、27年ぶり2頭目の日本調教馬によるジャックルマロワ賞制覇はならなかった。

 ゴートゥファーストは馬群の内側、好位グループで運び、ゴール前までしぶとく伸びた。騎乗した岩田望は「納得のいくレースできた。道中は勝ち馬の後ろで我慢してリラックスして走れた。直線競馬も含め何もかもが初めて尽くしだったが、うまく対応してくれた」と称えた。

 管理する新谷師は「しっかり見せ場をつくれた。この内容なら次はムーランドロンシャン賞(仏G1、9月7日、パリロンシャン)を考えたい」と、現地にとどままってのG1連戦に前向きだった。

 勝ったのはアイルランドの名門A・オブライエン厩舎で、スミヨン騎乗のディエゴヴェラスケス。2着は外ラチ沿いを伸びた英国馬ノータブルスピーチ。3着は英国馬ダンシングジェミナイだった。

 ジャックルマロワ賞は毎年8月に仏ノルマンディー地方にあるドーヴィル競馬場の芝直線1600メートルで争われるG1。1921年創設で100年以上の歴史を誇る。フランスでは秋に開催されるG1ムーランドロンシャン賞と並ぶ最強マイラー決定戦に位置づけられる。欧州マイル路線においても最高峰レースの1つに数えられている。

アスコリピチェーノ・黒岩師

 いいスタートを切り、いいポジションにいられた。ただ、だんだんタイトな馬群になっていった。下がってきた馬がいたり、なかなか競馬をさせてもらえなかった。いざ、スペースができた時の反応も物足りなかった。結果は残念でしたが、また挑戦します。
(C)スポーツニッポン