ニュース詳細

ニュース一覧

リバティアイランド担当の松崎圭介さんが死去 49歳 川田将雅が追悼「大切な仲間と大切なリバティが…」

  • facebook
  • twitter
  • hatena blog
  • line
川田将雅の公式インスタグラム(@yuga.kawada_official)から
 中内田厩舎は12日までに公式サイトを通じ、リバティアイランドなどを担当していた松崎圭介調教助手が4月12日に死去したことを発表した。49歳。

 11日に更新されたサイトでは「今年4月12日中内田充正厩舎開業から厩舎の発展に多大なるご尽力いただいた厩舎スタッフ 松崎圭介調教助手が闘病の末逝去されました」と報告。「記録や記憶に残る名馬に携わり厩舎や競馬業界に貢献していただいたことに調教師はじめ厩舎といたしましても深い感謝しかありません 心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 松崎さんは1976年(昭51)2月13日生まれ、福岡県豊前市出身。北海道の大樹ファーム勤務などを経てJRA競馬学校に入学。栗東・藤岡範士厩舎に所属し、14年の解散後は中内田厩舎へ。4月のクイーンエリザベス2世C(香港)でレース中に故障し、安楽死の処置が施された23年3冠牝馬・リバティアイランドや、ダノンファンタジー、ミッキーチャーム、アートハウスビッグリボンなどを担当した。

 リバティアイランドの手綱を取った川田将雅は同日、自身のインスタグラムで松崎さんの写真を添え「闘病で辛い苦しい状況でも、気丈にいつも通り、馬にも僕らにも接してくれてました。体調的にドバイには行けず、日本で見守る松崎さんに、結果で喜んでもらいたいと思い戦いましたが、残念ながらいい結果を持ち帰ることはできませんでした」と回想。

 「その1週間後、4月12日に天に召されました。色んな想いをさらに背負い、我々チームは香港の戦いに挑みました。そして、リバティも旅立ってしまいました。大切な仲間と大切なリバティが、こんな短期間で旅立つとは」と吐露し、「そんなに急いで追いかけなくても。でもあれだけ愛して大切にしてくれた松崎さんのそばに、リバティは早く行きたかったんだろうね。今頃仲良く楽しく過ごしてるよ。そう自分に言い聞かせ続けてます。僕はそう思ってます」とつづった。
(C)スポーツニッポン