レパードSでルグランヴァンに騎乗する原優介（25＝青木）が今週、重賞初制覇と節目の通算100勝達成を狙う。現在6年目。デビューした20年は3勝止まりも、翌年からは16、14、26、25勝と積み重ねた。今年は14勝を挙げ、大台まで残り2勝。「1年目なんか100勝せずに引退すると思っていた。それを考えればマイペースだけど、いろんな人に支えてもらっているので1着という結果で返したい」と意気込んだ。

　通算98勝のうち69勝をダートでマーク。「武器があることはシンプルにうれしい。（ダートでは）最後、脚があがるところをうまく持たせているなと自分でも思います」と胸を張る。23年チャンピオンズCでウィルソンテソーロを2着に持ってきた半年ほど前。「どうやっているんですか？」。トップジョッキーの川田将雅に教えを請い、返し馬の大切さを学んだ。それが今につながる。

　ルグランヴァンとは3走前からコンビを組み2、1、1着。格上挑戦になるが「（メンバーレベルは）上がると思うけど力がある馬。前に行けるという点でも、レパードSは先行勢に有利な重賞だと思うので自信を持っていける」と力を込めた。2つのメモリアルVが懸かる今週は新潟で土日計17鞍に騎乗予定。週末の話題を独占できるか、注目が集まる。

　▼シンビリーブ　CWコース6F83秒6〜1F11秒5（清水助手）中1週なので、やり過ぎず。気持ちを切らさないように集中させて時計以上にいい動き。前走は最後までやめずに走ってくれました。精神的に大人になりつつあります。