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リバティアイランド墓碑設置記念セレモニーに主戦・川田が出席 「いつでもここに会いに来てもらえたら」

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リバティアイランドの墓碑の献花に臨んだ(左から)東京農工大・永岡教授、川田、ノーザンホースパーク・吉田勝己代表、ノーザンファーム・吉田俊介副代表
 4月のクイーンエリザベス2世C(香港)でレース中に故障し、安楽死の処置が施された23年3冠牝馬・リバティアイランドの墓碑設置記念セレモニーが6日、北海道苫小牧市内のノーザンホースパークで実施された。

 式にはノーザンホースパーク代表取締役・吉田勝己氏、生産牧場のノーザンファーム副代表・吉田俊介氏、主戦を務めた川田将雅らが出席。K’sガーデン内「ガーデナーズガーデン」に設置された墓碑に献花した。墓碑は8日から一般公開される。

 川田は「こうしてお墓を作ってもらえる馬は数えるほどしかいないですし、こうしてきれいな花に囲まれた中で、オークスのパドックでも乗った直後にお花を食べようとした子ですから、これだけきれいな空間にいさせてもらえることはとてもありがたく思います」と感謝。続けて「お墓を用意していただいて、ファンの方にも会いに来ていただける場所にリバティが眠ることによって、いつでもここに会いに来てもらえたらと思います」と話した。

 キャリア全12戦で手綱を取ったリバティアイランドは自身にとって特別な一頭。「もちろん一番特別ですから。気持ちの整理がつくことはないですけど、それでもジョッキーですので、それを受け入れてやっていくしかない。リバティが残してくれたいろんなものを次につなげていくことが僕らの役割ですし、また騎手として1戦1戦を大事にするだけですので。繰り返しになりますけど、リバティがこうして皆さんに会える場所で眠らせてもらえるというところで、寂しい思いもしないだろうと思います」と語った。
(C)スポーツニッポン