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【函館新馬戦】ソダシ半妹マルガ“新白毛伝説”第一歩 武豊も好感触「乗り味凄く良かった」

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土曜の函館でベールを脱ぐマルガ
 函館競馬場を包んだ濃い霧の中でも、ひときわ目を引く白毛の馬体。土曜函館でベールを脱ぐのはアイドルホースとしてG1・3勝を挙げたソダシの半妹マルガ。コンビを組む武豊は同じく白毛の伯母ユキチャンや母ブチコにも騎乗経験がある。注目のデビュー戦を前にレジェンドは「アイドル同士やからね(笑い)。人気もあるだろうし楽しみ」と笑顔でジョークを交えた。

 2日、鞍上が初コンタクトを取った函館芝コースでの1週前追いは3頭併せの真ん中を力強く伸びて最先着。6日の函館5R新馬戦で7馬身差Vの衝撃デビューを飾ったショウナンガルフを寄せ付けなかった。ゴール後も突き抜けていきそうな勢い。武は「前進気勢が強くて、この血統特有の口の強さはあったがいい走り。乗り味も凄く良かった」と好感触を口にした。

 6月25日に函館入厩。当地での調教期間は短いが、6月上旬には栗東CWコースで5F65秒6〜1F11秒4の好時計をマークしており、早くから素質の片りんを示してきた。入厩後の調教パートナーを務めたショウナンガルフの初陣圧勝で、より期待値が高まったのも無理はない。

 函館の新馬といえば須貝厩舎だ。多くの先輩馬が函館芝1800メートルで初陣を飾ってきた。10年以降、20戦11勝。その中にはゴールドシップやソダシなどG1馬が並ぶ。須貝師は「仕上がりはいい。乗り役の指示に素直に反応できる」。マルガが偉大な先輩に続くべく、北の大地で第一歩を踏み出す。
(C)スポーツニッポン