昨年末に引退して種牡馬入りしたドウデュース（牡6）が今夏に開催を検討していた競馬場でのお披露目会を見送ることを5日、馬主のキーファーズが発表した。

　キーファーズの公式X・キーファーズサロンで「ドウデュース引退後のお披露目会について」と題して投稿し「いつもドウデュースへの温かいご声援を賜り、誠にありがとうございます。この夏に開催を検討しておりました、競馬場でのドウデュース引退後のお披露目会につきましては、関係者間で慎重に協議を重ねた結果、本年の開催を見送ることといたしました」と報告した。

　「現在ドウデュースは、種牡馬として新たな一歩を踏み出し、日々穏やかに過ごしております。引退後という大きな環境の変化の中でも元気に過ごしておりますが、彼の心身への負担や安全面を総合的に考慮し、無理をさせないことが最善と判断いたしました。お披露目会を楽しみにしてくださっていたファンの皆さまには、深くお詫び申し上げます。これからはドウデュースの産駒たちがターフに登場する日を、私たちと一緒に楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。引き続き、ドウデュースと、その未来を担う子どもたちへの温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします」とつづった。

　ドウデュースは昨年の有馬記念直前に右前肢跛行で出走取消。レース後に予定されていた引退式も中止となり、今夏に競馬場でファンに向けてのお披露目会を検討していた。