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【ラジオNIKKEI賞】エキサイトバイオ 重賞初挑戦で初制覇 今野禎一師は念願の重賞初V

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ラジオNIKKEI賞を制したエキサイトバイオと記念撮影をする(左から)今野貞一師と荻野極 (撮影・村上 大輔)
 3歳のハンデキャップG3「ラジオNIKKEI賞」は4番人気の1勝馬エキサイトバイオ(牡=今野、父レイデオロ)がゴール前で抜け出して1着。重賞初挑戦で初制覇となった。

 初コンビだった鞍上の荻野極(27)は2022年のG1スプリンターズS(中山)のジャンダルム以来3回目の重賞制覇。管理する今野禎一師(48)は2012年3月3日の初出走以来、念願のJRA重賞初Vとなった。

 2着に2番人気のセンツブラッド、3着に8番人気のインパクトシーが入り3連単<1><5><7>は5万5480円(195番人気)だった。1番人気のトレサフィールは6着。

 「無理せず、いい位置でスムーズに運べたらなと思っていました。道中もリズムが良かったので手応え通り、間を割ってくれた時はいい反応をしていました」と荻野が語れば、トレーナーは92頭目の挑戦でつかんだ初重賞に「長くかかったんで、ちょっと気恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべつつ「スローでヨーイドンのタイプじゃないので(福島の)こういうコースは合うだろうと思っていました」と会心のレースを称賛した。

 ▽ラジオNIKKEI賞 1952年に3歳限定・別定の重賞競走「中山四歳ステークス」として創設。幾度か開催場や条件が変わり、79年に福島芝1800メートルに変更され、現在に至っている。レース名は59、60年に「日本短波賞中山四歳ステークス」として行われ、翌61年に「日本短波賞」、79年には「ラジオたんぱ賞」に変更。2006年に「ラジオNIKKEI賞」に改称し、負担重量がハンデキャップに変更された。
(C)スポーツニッポン