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【函館記念】ヴェローチェエラ サッカーボーイのコースレコードを約37年ぶりに更新する快走で重賞初制覇

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函館記念を制したヴェローチェエラ(撮影・千葉 茂)    
 サマー2000シリーズ第1戦のG3「函館記念」は10番人気のヴェローチェエラ(牡4=須貝、父リアルスティール)が4コーナー付近で先頭に立つと、そのまま押し切って1着。4回目の重賞挑戦で初制覇となった。

 勝ちタイムの1分57秒6は、1988年8月21日の函館記念でサッカーボーイが記録した1分57秒8を更新するコースレコードだった。

 鞍上の佐々木大輔(21)は昨年のサウジアラビアRC(東京)のアルテヴェローチェ以来となる4回目の重賞制覇で、管理する須貝尚介師(59)はチューリップ賞(阪神)のクリノメイ以来今年2回目、通算では53目の重賞V。函館記念優勝は20年のアドマイヤジャスタ以来2回目。

 2着に6番人気のハヤテノフクノスケ、3着に14番人気の伏兵マイネルメモリーが入り3連単<8><3><12>は69万7990円(1832番人気)、3連複<3><8><12>は15万5010円(339番人気)の波乱決着となった。1番人気のディマイザキッドは4着。

 コースレコードの快走をアシストした鞍上の佐々木は「自信を持って乗ることができた。まだ少し緩さを残しながらの今回だったので、もう少し良くなれば上でも期待できます」と今後を楽しみにしていた。

 ▽函館記念 函館競馬場で行われる重賞競走の中で最も歴史が古く、1965年に3歳以上のハンデキャップ重賞として芝2400メートル戦で創設された。68年に芝2000メートルに変更され、現在に至る。94年に負担重量が別定となったが、97年にハンデキャップに戻されている。2006年からは「サマー2000シリーズ」の対象レースに指定されている。
(C)スポーツニッポン