ニュース詳細
ニュース一覧
中央競馬は本格的な夏競馬シーズンに突入。今週末には福島と小倉が同時に開幕する。注目の2歳馬を紹介する「Road to 2026」は、日曜福島5R(芝1800メートル)でデビューする関東馬ロスパレドネスをピックアップ。22年皐月賞を勝ったジオグリフの全弟。兄と同じ木村厩舎×サンデーレーシングのタッグで来春を見据える良血だ。同じレースに関西からはリーディング首位を走る杉山晴厩舎がリベッチオを送り込む。
みちのくからクラシックへ。開幕週の福島で期待の良血がベールを脱ぐ。ロスパレドネスの母アロマティコは12年秋華賞でジェンティルドンナ、ヴィルシーナに次ぐ3着。翌13年エリザベス女王杯でも3着に入った。全兄は厩舎の先輩馬で22年皐月賞Vジオグリフ。ドレフォンの初年度産駒で新馬戦、札幌2歳Sと連勝を飾り、クラシック1冠目は同門イクイノックス、ドウデュースなどを完封した。太田助手はG1ホースの兄と比較して「お兄ちゃんよりもがっちりしていて筋肉質」とタイプの違いを指摘。ゆくゆくはダートの可能性まで感じさせるが、血統的な仕上がりの早さから、兄と同じ6月デビューを選択した。
3月28日のゲート試験合格後、放牧を挟んで5月下旬に再入厩。「毎日しっかり乗り込めていますし、元気もあります」と同助手。18日の1週前追いはWコースでの3頭併せ。外ソニックスター(4歳オープン)が先導、内ハイティー(2歳新馬)を1馬身後ろに置き、道中は抑えの利いた走り。直線に向くと伸びやかなストライドで加速し2頭の間へ。馬なりのまま余力十分に併入した。「動きもフットワークも硬めだけど、追い切りまでいけば少し大きく走れます」と好印象を伝えた。
馬体重は490キロ前後で均整の取れた馬体。入厩当初は口向きの悪さや気性難も見受けられたが「道中の折り合いもしっかりついていました。4コーナーから直線にかけてからのギアの上がり方は良化の余地を残しています」とコントロール性を評価する。コントレイルの初年度産駒ジーネキングなどもスタンバイする話題満載の一戦だが、陣営は名手ルメールを確保と抜かりはない。兄と同じ栗毛の期待馬が、兄を新馬Vへと導いた名手の手綱で初陣突破を目指す。 (出田 竜祐)
【ルメール 10年ぶり福島参戦】
ルメールの福島参戦は15年7月4、5日以来、10年ぶり2度目。初参戦の前回は土日各3勝ずつの計6勝と大暴れ。日曜メインのラジオNIKKEI賞もトップハンデ56.5キロのアンビシャスで制した。今週末は土日共に福島で騎乗予定。重賞は今のところ騎乗馬がいないが、新馬をはじめ特別戦では有力馬に騎乗する見込み。地元のファンにとっては名手の手綱さばきを生観戦できる貴重な機会となりそうだ。
みちのくからクラシックへ。開幕週の福島で期待の良血がベールを脱ぐ。ロスパレドネスの母アロマティコは12年秋華賞でジェンティルドンナ、ヴィルシーナに次ぐ3着。翌13年エリザベス女王杯でも3着に入った。全兄は厩舎の先輩馬で22年皐月賞Vジオグリフ。ドレフォンの初年度産駒で新馬戦、札幌2歳Sと連勝を飾り、クラシック1冠目は同門イクイノックス、ドウデュースなどを完封した。太田助手はG1ホースの兄と比較して「お兄ちゃんよりもがっちりしていて筋肉質」とタイプの違いを指摘。ゆくゆくはダートの可能性まで感じさせるが、血統的な仕上がりの早さから、兄と同じ6月デビューを選択した。
3月28日のゲート試験合格後、放牧を挟んで5月下旬に再入厩。「毎日しっかり乗り込めていますし、元気もあります」と同助手。18日の1週前追いはWコースでの3頭併せ。外ソニックスター(4歳オープン)が先導、内ハイティー(2歳新馬)を1馬身後ろに置き、道中は抑えの利いた走り。直線に向くと伸びやかなストライドで加速し2頭の間へ。馬なりのまま余力十分に併入した。「動きもフットワークも硬めだけど、追い切りまでいけば少し大きく走れます」と好印象を伝えた。
馬体重は490キロ前後で均整の取れた馬体。入厩当初は口向きの悪さや気性難も見受けられたが「道中の折り合いもしっかりついていました。4コーナーから直線にかけてからのギアの上がり方は良化の余地を残しています」とコントロール性を評価する。コントレイルの初年度産駒ジーネキングなどもスタンバイする話題満載の一戦だが、陣営は名手ルメールを確保と抜かりはない。兄と同じ栗毛の期待馬が、兄を新馬Vへと導いた名手の手綱で初陣突破を目指す。 (出田 竜祐)
【ルメール 10年ぶり福島参戦】
ルメールの福島参戦は15年7月4、5日以来、10年ぶり2度目。初参戦の前回は土日各3勝ずつの計6勝と大暴れ。日曜メインのラジオNIKKEI賞もトップハンデ56.5キロのアンビシャスで制した。今週末は土日共に福島で騎乗予定。重賞は今のところ騎乗馬がいないが、新馬をはじめ特別戦では有力馬に騎乗する見込み。地元のファンにとっては名手の手綱さばきを生観戦できる貴重な機会となりそうだ。
(C)スポーツニッポン