ニュース詳細
ニュース一覧
サマーマイルシリーズ第1戦は昨年までの米子SがG3に昇格する形で、新たに「しらさぎS」として行われる。記念すべき第1回を祝うように2冠牝馬チェルヴィニアが参戦。美浦Wコースの最終追いで楽々と好時計を叩き出し、24年最優秀3歳牝馬のプライドを見せつけた。
女王復活へ精力的な攻め馬を行った。チェルヴィニアの最終追いは実戦さながらの3頭併せ。道中は2番手で我慢を利かせ、直線に向くと勢い良く反応。1F14秒7→14秒2→13秒7→12秒1と奇麗な加速ラップを刻み、ラストはさらにギアを上げ11秒2。馬なりで5F65秒9の好時計を難なく叩き出し、外レッドヴェロシティ(7歳3勝クラス)と併入、内ブルーベリーフィズ(3歳1勝クラス)に半馬身先着した。
太田助手は「先週末、今週と少し工夫して、ここ何戦かで見られなかった面は少し戻ってきたのかなという気がします。最後ビュッと走れるような調教をしてきました」と好感触を示した。海外遠征帰りで1週前は重さを感じさせたが、日曜(15日)は坂路でいっぱいに追って負荷をかけた。最終追いもサラッと流すどころか、緩めることなく攻めた。今年2戦、最大限に発揮できなかった潜在能力を呼び覚ますために。
昨年はオークス、秋華賞で牝馬2冠。古馬G1初挑戦のジャパンCではドウデュースに0秒4差の4着と善戦した。しかし今年に入り、京都記念9着、ドバイシーマクラシック6着と暗転。2走とも直線で手応えなく離される競馬が続いた。きっかけをつかむべく、陣営が打ち出したプランは距離短縮となる1600メートルの新設G3へのチャレンジだ。同助手は「最近は直線でメリハリに欠けるところがあるので、マイルの流れを経験させて緩急の利いた走りをさせられれば」と意図を説明する。
マイルは昨年桜花賞(13着)以来となるが、2歳時にはアルテミスSで重賞初制覇を飾った距離。「ゲートの出も悪くはないです。桜花賞の時は長期休養明けという感じでしたし、対応してくれるのではないかなと思います」と同助手。牝馬3冠で唯一勝てなかった桜花賞と同じ阪神マイルでの一戦。因縁の舞台で復活の快走となるか。
《好相性4歳牝馬》昨年までの米子Sを振り返ると、過去10年で牝馬は延べ20頭が参戦し【4・2・2・12】。連対率・300、3着内率・400のハイアベレージを誇る。さらに4歳に限ると【2・2・1・4】で連対率・444、3着内率・556まで跳ね上がる。チェルヴィニアは過去の傾向からは好走確率の高い4歳牝馬。牝馬としては酷量の57キロが課題となるが、G1・2勝の格の違いを見せつけるか注目だ。
女王復活へ精力的な攻め馬を行った。チェルヴィニアの最終追いは実戦さながらの3頭併せ。道中は2番手で我慢を利かせ、直線に向くと勢い良く反応。1F14秒7→14秒2→13秒7→12秒1と奇麗な加速ラップを刻み、ラストはさらにギアを上げ11秒2。馬なりで5F65秒9の好時計を難なく叩き出し、外レッドヴェロシティ(7歳3勝クラス)と併入、内ブルーベリーフィズ(3歳1勝クラス)に半馬身先着した。
太田助手は「先週末、今週と少し工夫して、ここ何戦かで見られなかった面は少し戻ってきたのかなという気がします。最後ビュッと走れるような調教をしてきました」と好感触を示した。海外遠征帰りで1週前は重さを感じさせたが、日曜(15日)は坂路でいっぱいに追って負荷をかけた。最終追いもサラッと流すどころか、緩めることなく攻めた。今年2戦、最大限に発揮できなかった潜在能力を呼び覚ますために。
昨年はオークス、秋華賞で牝馬2冠。古馬G1初挑戦のジャパンCではドウデュースに0秒4差の4着と善戦した。しかし今年に入り、京都記念9着、ドバイシーマクラシック6着と暗転。2走とも直線で手応えなく離される競馬が続いた。きっかけをつかむべく、陣営が打ち出したプランは距離短縮となる1600メートルの新設G3へのチャレンジだ。同助手は「最近は直線でメリハリに欠けるところがあるので、マイルの流れを経験させて緩急の利いた走りをさせられれば」と意図を説明する。
マイルは昨年桜花賞(13着)以来となるが、2歳時にはアルテミスSで重賞初制覇を飾った距離。「ゲートの出も悪くはないです。桜花賞の時は長期休養明けという感じでしたし、対応してくれるのではないかなと思います」と同助手。牝馬3冠で唯一勝てなかった桜花賞と同じ阪神マイルでの一戦。因縁の舞台で復活の快走となるか。
《好相性4歳牝馬》昨年までの米子Sを振り返ると、過去10年で牝馬は延べ20頭が参戦し【4・2・2・12】。連対率・300、3着内率・400のハイアベレージを誇る。さらに4歳に限ると【2・2・1・4】で連対率・444、3着内率・556まで跳ね上がる。チェルヴィニアは過去の傾向からは好走確率の高い4歳牝馬。牝馬としては酷量の57キロが課題となるが、G1・2勝の格の違いを見せつけるか注目だ。
(C)スポーツニッポン