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【しらさぎS】チェルヴィニアが“不動の主役” 2冠牝馬の意地見せる

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 宝塚記念が終わればトレセンの雰囲気は一気に夏らしくなる。今週は東西2重賞。東京では秋の開催から移された「第73回府中牝馬S」だ。夏の阪神に定着していたマーメイドSを引き継ぐ形でハンデ戦に変更。混戦ムードが漂う。阪神の「第1回しらさぎS」はリステッドの米子Sからレース名を変え、G3格上げ。今年もサマーマイルシリーズ開幕戦となっている。

 不動の主役は昨年オークス、秋華賞を制した2冠牝馬チェルヴィニアだ。昨年はジャパンCにも挑戦し、4着に健闘。4歳を迎えた今年は京都記念9着、ドバイシーマクラシック6着と結果こそ出せてないが、雪辱を誓い、しっかり立て直した。距離は大幅に短縮されるがマイル戦は2歳時にアルテミスSを快勝。適性は疑うまでもない。

 対抗格も関東馬レーベンスティールだ。昨年オールカマーなど重賞3勝。マイル戦は初めてになるが、芝1800メートルの昨年エプソムCが問答無用の強さ。持ち前の瞬発力はマイル戦、阪神外回りにフィットする。夏場の実績から暑さにも強そうだ。関西馬はダービー卿CTで3着に食い込んだキープカルム、夢洲Sでオープン入りを果たし、伸びしろ豊かなシヴァースなどが上位争いをもくろむ。
(C)スポーツニッポン