4月27日のチェアマンズスプリントプライズ（香港）2着後、英国に転戦したサトノレーヴ（牡6＝堀、父ロードカナロア）が11日、ムーアを背にニューマーケット競馬場の芝コース（ジュライコース）でクイーンエリザベス2世ジュビリーS（G1、21日、アスコット芝直線1200メートル）に向けて1週前追い切りを消化した。

　併せ馬で道中、併走馬の真後ろでラップを刻むと、しまい加速して相手をかわし、軽快なフットワークで駆け抜けた。

　動きをチェックした堀師は「香港から移動後、まずは疲れを取って、その後は順調に調教を進めてきました。今朝はムーア騎手を背に5Fからの1週前追い切りを無事、終えることができました。慣れない環境ではありますが、ジェームズ・ホートン厩舎をはじめ、多くの方々のサポートを受けながら、良い状態で来ています」とコメント。ロイヤルアスコット開催の日本調教馬初勝利を目指す。

　▽ロイヤルアスコット　毎年6月3週目にアスコット競馬場で英国王室が主催する開催。英国では「ロイヤルミーティング」と呼ばれ、日本では「ロイヤルアスコット」で定着している。日本調教馬の最先着は2000年キングズスタンドSのアグネスワールド2着。今年は17日から21日まで5日間の日程で組まれている。