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【安田記念】ジャンタルマンタルV!川田が感じた強さ「あの競馬になってよくこんな強い勝ち方が…」

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安田記念を制したジャンタルマンタルと鞍上の川田騎手
 ◇G1・安田記念(2025年6月8日 東京芝1600メートル)

 短距離、マイル、中距離のG1馬5頭が顔をそろえた春のマイル王決定戦「安田記念」は2番人気のジャンタルマンタルが制し、朝日杯FS、NHKマイルCと合わせて全てマイルG1で3勝目となった。2着は9番人気のガイアフォース、3着に1番人気のソウルラッシュが入った。勝ち時計は1分32秒7だった。

 スタート良く飛び出し、道中は3番手をキープ。スローな流れの中で、直線で抜け出す快勝だった。

 ジャンタルマンタルは父パレスマリス、母インディアマントゥアナ、母の父(ウィルバーン)の血統で通算8戦5勝。

 騎乗した川田はJRA・G1通算29勝目、高野友和師は同9勝目を挙げた。川田は「久しぶりにこの馬らしく走ることができて、とてもホッとしています。とてもいいスタートを切ってくれて、いいリズムで3番手に収まりかけたんですけど、外から来る馬もいて、あそこでかなりエキサイトしたので、その後はどうなっていくかと思った」というが「この馬としては、よく我慢もききましたし、あの競馬になってよくこんな強い勝ち方ができたなと思うくらいだった」と振り返った。

 「4コーナーの雰囲気はすごく動けるという感じではなく、どれくらい動けるのかなという雰囲気だったんですけど、それでも動かしてみるとこれだけの動きができましたので、改めて素晴らしい馬だなと実感しながらの直線だった」とした。

 これでマイルG1は3勝目。「朝日杯を勝った時にとてもポテンシャルの高さを感じましたし、NHKマイルカップを勝った時に、この馬が日本で一番のマイルの馬になると実感した。こうして改めて証明するような走りをしてくれた。日本で一番強いマイル馬なんだと証明してくれたレースなんじゃないかと思います」と語った。

 ▼安田記念 1951年、安田賞として創設。日本中央競馬会の初代理事長を務めた安田伊左衛門に由来。84年のグレード制導入時にG1に格付けされた。春のマイル王決定戦。
(C)スポーツニッポン