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【安田記念】トロヴァトーレ 余裕の馬なり併入 1週前より好感触の横山武「ズブさ解消されてきた」

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ウッドチップコース、併せ馬で追い切るトロヴァトーレ(右)(撮影・郡司 修)
 外ラチ沿いから管理馬の動きを見守る鹿戸師がトランシーバーで指示を送る。「やり過ぎるなよ」「ゴールまで併せたら離していいぞ」。トロヴァトーレの父レイデオロを管理していた藤沢和雄調教師(引退)そっくりの指示。Wコースで最終追い切りを行った横山武トロヴァトーレもその指示通り、同じレイデオロ産駒のピックデムッシュ(3歳2勝クラス)の4馬身後方から馬なりで併入。ゴール後もペースを落とさず相手を引き離し、1角までストライドを伸ばした。タイムは6F84秒9〜1F11秒3。横山武は「1週前は重い感じで牡馬特有のズブさがあったが、だいぶ解消されてきました。折り合いもつくし、東京も問題ないでしょう」と語った。

 マイル路線に転じた昨年9月以降は4戦3勝、2着1回。馬体重は昨夏から30キロ近くも増えた。「筋肉量も増えて体に幅が出た…なんて胸を張ったら、先生(藤沢和雄氏)に“増えて当たり前だ。グランアレグリアは何キロ増えたと思ってるんだ”(初戦から引退戦までに48キロ増)って言われちゃうけどね(笑い)」と鹿戸師。レイデオロの初年度産駒が成長力と“藤沢イズム”でG1初タイトルをつかむか。
(C)スポーツニッポン