競馬の祭典「第９２回日本ダービー」は２９日、出走馬１８頭と枠順が確定し、６月１日に東京競馬場でゲートインを迎える。２３年ダービーで３連単をヒットさせ、華々しく予想デビューを飾ったフリーアナウンサーでタレントの森香澄（２９）が３年連続“登板”。ドラマやバラエティー番組などでマルチな才能を発揮する“令和のあざと女王”は坂井瑠星（２７）騎乗のマスカレードボールに◎を託した。

　今年もダービーの季節がやってきましたね。有馬記念はお祭り感もありますが、ダービーは１年間かけて勝ち上がってきた馬たちの頂上決戦。アナウンサー時代、競馬以外のスポーツに携わらなかった私の中では甲子園のような感じです。

　思い入れのあるダービー馬はコントレイル。（２０年１月に）「ウイニング競馬」（テレビ東京）の担当になり、矢作厩舎にお邪魔して、人生で初めて触れた馬です。（３冠を）勝ち上がっていくシーンとか、ジャパンＣでアーモンドアイ、デアリングタクトと戦うシーンとか、凄く格好良かったです。そんなコントレイルの初年度産駒が今年デビュー。時の流れを感じますね。

　◎はマスカレードボールです。クロワデュノールと悩みましたが、この馬の方がオッズ的に妙味がありそう。前走の皐月賞は右回りは苦手とされながら後方から馬群を縫って３着に入りました。２戦２勝の東京へのコース替わりはプラス。左回り、長い直線でドゥラメンテ最終世代の能力を発揮してくれると期待します。

　（鞍上の坂井）瑠星騎手は、私が取材していた頃はまだ「若手です」みたいな感じでしたが、どんどん成長されて海外Ｇ１も獲っちゃいました。取材では馬のことを話す時は真剣だけど、バラエティー（の部分）を分かってくださる方。競馬に興味がない人も入りやすい導入をつくってくださいました。ダービージョッキーになってもらいたいですね。

　○は世代トップクラスの能力を誇るクロワデュノール。▲は末脚強烈なファンダム。父子３代ダービー制覇の偉業を達成できるとしたら（武）豊さんだと思うので☆はサトノシャイニング。△はエリキング、ミュージアムマイル、ジョバンニ、ファイアンクランツに回します。

　あと１カ月で今年も折り返し。いろいろなお仕事を頂いていますが、「年下童貞くんに翻弄（ほんろう）されてます」（ＭＢＳ、木曜深夜０・５９）ではラブコメディーに初挑戦。ドラマでは翻弄されていますが、競馬の予想は人に振り回されることなくビシッと当てたいです！！ぜひ参考にしていただいて、一緒に喜べたらいいなと思います。　（フリーアナウンサー、タレント）

　○…森は２３年３月に「ウイニング競馬」を卒業。スポニチ紙面で予想初披露した同年ダービーで４番人気タスティエーラに◎を打ち見事Ｖ。◎○△で３連単２万９８１０円ズバリと衝撃のデビューを飾った。昨年は◎に指名した７番人気シンエンペラーが３着に入り、“プロ”顔負けの馬券センスを披露した。