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世代の頂点を決める「第92回日本ダービー」の出走馬18頭と枠順が29日、決まった。初騎乗となるデビュー4年目の佐々木大輔(21)は、青葉賞2着ファイアンクランツとのコンビで挑む。父と悔しさを味わった思い出の大舞台で、21歳6カ月9日でのレース史上3位の年少Vを狙う。
さかのぼること9年。16年5月29日のダービー当日、12歳の佐々木少年は東京競馬場を訪れていた。現在は堀厩舎所属で、当時は二ノ宮厩舎所属の助手だった父・幸二さんに連れられ、助手エリアでレースを観戦。父の手がける皐月賞馬ディーマジェスティは、勝ち馬マカヒキから鼻+1/2馬身差の3着に敗れ、惜しくも牡馬クラシック2冠を逃した。「負けてお通夜みたいな空気だったのを今でも覚えている。みんなで本当に残念がっていました」
それから約6年が経過した22年。佐々木は憧れの父の背中を追い、騎手として競馬の世界に足を踏み入れた。デビュー年こそ9勝に終わったが、2年目には68勝と急上昇。4年目となる今年は、自己最多77勝を挙げた昨年を上回るペースで白星を積み重ねている。メキメキと頭角を現す中で舞い込んだ念願の騎乗オファー。「デビューした頃はダービーに乗るとは考えられなかったのでうれしい。依頼してもらえて凄く感謝しています」と感慨深げに語った。
相棒ファイアンクランツとは新馬戦(1着)以来のタッグ。「当時から長い距離は向くかな、うまいこといったらダービーまで行くんじゃないかと思っていた」と予想通りの出世に笑みを浮かべる。中間は何度も調教にまたがり、コンタクトはばっちり。「2歳の頃よりパワーがついたし、走りに対して真面目になってきたなという感じ。自分からハミを取ってくれるようになって、乗り難しさはなくなったかな」とパートナーの確かな成長に手応えを感じている。トップジョッキーへの道を駆け上がる21歳。「G1の中でも特別なレース」で、新たな歴史をつくる。
◇佐々木 大輔(ささき・だいすけ)2003年(平15)11月24日生まれ、茨城県出身の21歳。22年3月、美浦・菊川厩舎所属でデビュー。同年4月10日の中山8R(スイートカルデア)で初勝利を挙げた。昨年の函館2歳S(サトノカルナバル)で重賞初制覇。JRA通算2197戦190勝(重賞3勝)。
さかのぼること9年。16年5月29日のダービー当日、12歳の佐々木少年は東京競馬場を訪れていた。現在は堀厩舎所属で、当時は二ノ宮厩舎所属の助手だった父・幸二さんに連れられ、助手エリアでレースを観戦。父の手がける皐月賞馬ディーマジェスティは、勝ち馬マカヒキから鼻+1/2馬身差の3着に敗れ、惜しくも牡馬クラシック2冠を逃した。「負けてお通夜みたいな空気だったのを今でも覚えている。みんなで本当に残念がっていました」
それから約6年が経過した22年。佐々木は憧れの父の背中を追い、騎手として競馬の世界に足を踏み入れた。デビュー年こそ9勝に終わったが、2年目には68勝と急上昇。4年目となる今年は、自己最多77勝を挙げた昨年を上回るペースで白星を積み重ねている。メキメキと頭角を現す中で舞い込んだ念願の騎乗オファー。「デビューした頃はダービーに乗るとは考えられなかったのでうれしい。依頼してもらえて凄く感謝しています」と感慨深げに語った。
相棒ファイアンクランツとは新馬戦(1着)以来のタッグ。「当時から長い距離は向くかな、うまいこといったらダービーまで行くんじゃないかと思っていた」と予想通りの出世に笑みを浮かべる。中間は何度も調教にまたがり、コンタクトはばっちり。「2歳の頃よりパワーがついたし、走りに対して真面目になってきたなという感じ。自分からハミを取ってくれるようになって、乗り難しさはなくなったかな」とパートナーの確かな成長に手応えを感じている。トップジョッキーへの道を駆け上がる21歳。「G1の中でも特別なレース」で、新たな歴史をつくる。
◇佐々木 大輔(ささき・だいすけ)2003年(平15)11月24日生まれ、茨城県出身の21歳。22年3月、美浦・菊川厩舎所属でデビュー。同年4月10日の中山8R(スイートカルデア)で初勝利を挙げた。昨年の函館2歳S(サトノカルナバル)で重賞初制覇。JRA通算2197戦190勝(重賞3勝)。
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