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【オークス】カムニャック“3強”蹴散らしV シュタルケ万感「私の夢がかない日本でG1を勝ちました」

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<東京11R・オークス>カムニャックでレースを制し、バンザイのシュタルケ(撮影・河野 光希)
 ◇第86回「オークス」(2025年5月25日 東京競馬場)

 牝馬クラシック第2弾「オークス」は単勝4番人気のカムニャックが制し、G1初制覇を飾った。2着はアルマヴェローチェ、3着はタガノアビー。桜花賞馬の1番人気エンブロイダリーは9着に沈んだ。

 エンブロイダリーアルマヴェローチェリンクスティップの人気3頭に勝った。最後はアルマヴェローチェと壮絶な叩き合いとなったが、外から勢いに勝ったカムニャックが頭差で歓喜の先着を果たした。

 単勝4番人気の「15」は1430円、馬連1―15は2470円、馬単15―1は6700円、3連単の15―1―13は13万640円。

 シュタルケ騎手は歓喜のレース後「最後のコーナーまではペースはそれほど速くありませんでした。なので、外に出ました。スペースを確保するためです。そして、最後の直線に入る直前に外に動きました。彼女はとても良い反応を示しました。素晴らしい馬です。彼女は5週間前に勝ちました。彼女は今日はとてもリラックスしていて、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」と愛馬を称賛。

 自身にとってもうれしいJRA初G1制覇となり「G1レースに出場することは私の夢でした。何度も挑戦しました。3週間前、天皇賞で2着という結果に終わりました。今日は良い騎乗ができたと思っていますが、18頭立ての非常に競争の激しいレースでした。そして今日、私の夢がかない、日本でG1を勝ちました。もう何も言うことはありません。本当にありがとうございます」と笑顔がはじけた。

 カムニャックは父ブラックタイド、母ダンスアミーガ、母の父(サクラバクシンオー)の血統で通算5戦3勝。騎乗したシュタルケはJRA・G1初勝利、友道康夫師は23勝目を挙げた。

 ◆オークス 1938年、イギリスのオークスステークスを範として「阪神優駿牝馬」を創設。46年より東京競馬場の芝2400メートルで施行され、以来一度も他場開催がない。
(C)スポーツニッポン