上半期の古馬マイル女王を決める「第20回ヴィクトリアマイル」には華やかな牝馬がそろった。

　本命はシングザットソング。前走の愛知杯は内から馬群をさばいて伸び2着。大外一気を決めた勝ち馬の決め手には屈したが、立ち回りのうまさが光った。先週、同舞台のNHKマイルCを制したパンジャタワー（9番人気）は愛知杯と同じ中京芝1400メートル戦のファルコンS4着から巻き返してV。相性のいい臨戦過程だ。

　さらに先週12番人気で3着だったチェルビアットはフィリーズレビュー2着馬。シングザットソングも23年フィリーズレビュー1着の実績がある。今の東京の高速ターフでは短い距離のスピード決着に対応できた馬が有利。人気薄が今週も波乱を演出する。

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