◇G1ヴィクトリアマイル（2025年5月18日　東京芝1600メートル）

　春の古馬牝馬女王決定戦「ヴィクトリアマイル」はC・ルメール騎乗の1番人気アスコリピチェーノが制し、阪神JF以来となるG1制覇を飾った。クビ差の2着に4番人気のクイーンズウォーク、3着に7番人気のシランケドが入った。勝ちタイムは1分32秒1だった。

　スタートが良くなく、後方からの競馬となり、直線に入った時点でも15番手あたりだったが、そこから豪脚で伸び切り、ゴボウ抜きした。

　アスコリピチェーノは父ダイワメジャー、母アスコルティ、母の父（デインヒルダンサー）の血統で通算9戦6勝。

　騎乗したルメールはJRA・G1通算54勝目、黒岩陽一師は同2勝目を挙げた。

　▼ヴィクトリアマイル　春の古馬牝馬の目標として2006年に創設された牝馬限定G1。「ヴィクトリア」はローマ神話の勝利の女神ウィクトーリアの英語名。

　▼ルメール　勝って良かったですね。どんな競馬ができるか心配したが、スタートはそんなに良くなかった、スタートからスピード出せなかったし、トップスピードになるのに時間がかかった。メンタルは強い。ゴールまでよく頑張った。