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3歳マイル王決定戦「第30回NHKマイルC」の追い切りが7日、東西トレセンで行われた。ニュージーランドT勝ち馬イミグラントソングは、初コンビのクリストフ・ルメール(45)を背に美浦Wコースで実戦想定の3頭併せ。東京マイル重賞で抜群の成績を残す名手が好感触を伝えた。ダミアン・レーン(31)騎乗のサトノカルナバルも力強い動きを披露。先週の天皇賞・春(ヘデントール)を制したオーストラリアの剛腕が2週連続JRA・G1制覇を狙う。今年のJRA平地G1は外国人ジョッキーが6戦5勝。今週も騎乗馬から目が離せない。
初コンビのルメールに、イミグラントソングという馬を知ってもらうための最終追い。癖、走りのバランス、潜在能力…。栗東から駆けつけた名手は、その背から手応えを得ていた。「G1レベルでチャンスがあると思います。前走ではアドマイヤズームに勝っているしね」と笑顔で語った。
Wコースでの最終リハは前に目標を置き、後ろからプレッシャーをかけられる形。それでも高ぶる様子はなく、直線で左右から挟まれても集中力をキープ。スムーズに手前を替えながら末脚を伸ばし、外ヤマニンエンディマ(5歳3勝クラス)と併入、内バッキンガムパレス(3歳未出走)は2馬身突き放した。6F84秒0〜1F12秒1とタイムは目立たないが、陣営が用意した実戦に近いシチュエーション。その中で見せた反応に鞍上は「頭が低いフォームで、だんだんと加速できていた。東京の長い直線は合いそう。馬のコンディションも良さそうですね」と納得の口ぶりだった。
辻師がストロングポイントに挙げるのが「スピードの持続力」。前走ニュージーランドTも4角過ぎから長く脚を使い続け、上がり3Fは過去10年の中でも最速の33秒1をマーク。先に抜け出した朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズームを首差の2着に退けた。指揮官も「スローペースになるより流れてくれた方がいいタイプ。状態は前走からもう一段上げられるかなと思っています」と力強かった。
ルメールは16年メジャーエンブレム、21年シュネルマイスターでNHKマイルC2勝。20年以降の東京芝マイル重賞で最多7勝、連対率は驚異の44・7%を誇る。開業5年目でのG1初制覇が懸かる師にとって、これ以上ない鞍上。「あれだけのジョッキー。馬の癖だけ伝えて、レースのプランはお任せします」と全権委任の構えだ。G1請負人に導かれ、イミグラントソングが府中の直線で豪快に伸びる。
初コンビのルメールに、イミグラントソングという馬を知ってもらうための最終追い。癖、走りのバランス、潜在能力…。栗東から駆けつけた名手は、その背から手応えを得ていた。「G1レベルでチャンスがあると思います。前走ではアドマイヤズームに勝っているしね」と笑顔で語った。
Wコースでの最終リハは前に目標を置き、後ろからプレッシャーをかけられる形。それでも高ぶる様子はなく、直線で左右から挟まれても集中力をキープ。スムーズに手前を替えながら末脚を伸ばし、外ヤマニンエンディマ(5歳3勝クラス)と併入、内バッキンガムパレス(3歳未出走)は2馬身突き放した。6F84秒0〜1F12秒1とタイムは目立たないが、陣営が用意した実戦に近いシチュエーション。その中で見せた反応に鞍上は「頭が低いフォームで、だんだんと加速できていた。東京の長い直線は合いそう。馬のコンディションも良さそうですね」と納得の口ぶりだった。
辻師がストロングポイントに挙げるのが「スピードの持続力」。前走ニュージーランドTも4角過ぎから長く脚を使い続け、上がり3Fは過去10年の中でも最速の33秒1をマーク。先に抜け出した朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズームを首差の2着に退けた。指揮官も「スローペースになるより流れてくれた方がいいタイプ。状態は前走からもう一段上げられるかなと思っています」と力強かった。
ルメールは16年メジャーエンブレム、21年シュネルマイスターでNHKマイルC2勝。20年以降の東京芝マイル重賞で最多7勝、連対率は驚異の44・7%を誇る。開業5年目でのG1初制覇が懸かる師にとって、これ以上ない鞍上。「あれだけのジョッキー。馬の癖だけ伝えて、レースのプランはお任せします」と全権委任の構えだ。G1請負人に導かれ、イミグラントソングが府中の直線で豪快に伸びる。
(C)スポーツニッポン