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ディープボンド 京都1Rで誘導馬デビュー

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<京都1R>馬場入り際、誘導馬としてファンの前に姿を見せたディープボンド(撮影・坂田 高浩)
 昨年の有馬記念を最後に競走馬を引退したディープボンド(せん8)が3日、京都競馬場で誘導馬デビューを果たした。

 同馬は昨年まで4年連続で天皇賞・春に出走。21〜23年が2着、昨年も6番人気3着に奮闘した。引退後は1月下旬に去勢した後、京都競馬場の乗馬センターで誘導馬になるためのトレーニングを積み、ゆかりのあるレース週にセカンドキャリアの節目を迎えた。

 1Rの馬場入りの際、競走馬の後ろで先輩誘導馬のダノンバウンドに連れられる形で検量室前に姿を現した。馬場入りはしなかったが、誘導馬としての第一歩を踏み出した。競馬開催日にファンの前に姿を現したのは約5カ月ぶり。デビューを待ちわびた多くのファンがカメラを向けていた。

 同馬は父キズナ、母ゼフィランサス(母の父キングヘイロー)の血統。21〜22年の阪神大賞典、20年京都新聞杯、21年フォワ賞で国内外の重賞を4勝。

 馬名のディー「プボ」ンドから、SNSでは「プボくん」の愛称で親しまれてきた。頭を小刻みに上下させる“プボプボする”歩き方。しっとり輝く青鹿毛(かげ)の体は“こしあんボディー”と称され、ひたむきに走る姿がファンの心を打ち人気を集めている。
(C)スポーツニッポン